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ゴルベ♨︎のブログ

ゴルベ温泉のブログ

 映画「沈黙」

映画

 

映画「沈黙」を見てきました。

 

chinmoku.jp

 

いい映画を見たな、という感想です。

率直にそう思いました。

良かったな、と思う点を2点ほど。

 

1点目は、俳優さんたちです。

これは、彼らが役そのものだった という意味です。

「〜主演!、ヒロインは〜!」

「`〜が出ているから見よう」

という類のものではなかったです。

もちろん、出演している俳優さんたちは有名な人ばかりなのですが、

彼らを見に行くための映画ではない と言いたいです。

私自身あまり俳優さんに詳しくないのですが、

窪塚洋介さんや浅野忠信さんくらいは知っていましたし、スクリーンに出てくると

「あ!窪塚じゃん!」と思ったりはしました。

ですが、見ているうちに窪塚さんはキチジローですし、

浅野さんは通辞(通訳)そのものでした。

そのため、すごくストーリーに入り込むことができました。

没入感といいましょうか。

それだけ役にハマっていたとも言えるでしょうし、

宣伝方法が、「〜出演!」のようではなかったことだとも言えると思います。

とにかく、彼らが映画の一部でした。

 

(とはいえ私も、「木村拓哉主演」、「ブラッドピッド主演」や「ジョージクルーニー主演」という言葉に弱いのは事実です笑)

 

2点目は自然が多く扱われていたことです。

あまり触れるとネタバレになってしまいそう。

自然描写が多かったのは、舞台が日本ということも関係していたのかもしれません。

もちろん原作でも描写があったのでしょうが、映画では自然をクローズアップしていたように感じます。

ラストシーンへ繋がる部分ということで、印象的に仕上げたのでしょうか。

それは私の気のせいかもしれませんが、「自然と人間」がうまく描かれていたと思います。

 

 

映画を見終わって、いくつかのレビューを読みました。

その多くに、キリスト教弾圧、踏み絵、R12的な描写について彼らなりのレビューが書かれていましたが、私はそれらに多く触れません。

そういうシーンがある、というだけでそれがストーリーの核ではないと思うからです。

歴史的にそのような事実があったのかもしれません。それは酷いことですし、悲しいことだと思っています。

ただこのストーリーにおいては、それらが見どころではないと思うからです。

 

神が沈黙する時、お前ならどうすんだよ?

 

これがストーリーの核であり、視聴者、読者に投げかけられているメッセージだと思いました。(題名も「沈黙」ですし)

 

映画の中で、

「数人の命と引き換えにお前は信じるものを棄てられるのか?」

そんなシーンがあり、これは倫理的な問いに聞こえました。(トロッコ問題のよう)

 

さて、お前ならどうする?

 

 

ロドリゴのようにするか、ガルペのようにするか、キチジローのようにするか、全然違うようにするか。

 

 

 

 

映画鑑賞は、「完成した作品を観る」という受動的な印象がありました。

3Dや4DXといった自らの感覚で見る能動的な形も確立されつつある昨今において、

映画「沈黙」はとても能動的に見ることができました。

それは、「自分で考える」というとてもシンプルな形です。

 

 

 

ストーリーの受け手であるはずが、いつの間にか自分がストーリーの中にいるような

そんな感覚を覚えました。

 

 

 

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