ゴルベ温泉のブログ

好きなことを書きます。

肉寿司・焼肉 本郷三丁目 房屋

 

 

「肉寿司食べたいんだけど」

 

 全ては彼の一言から始まる。

 

「ねぇ、肉寿司食べたいんだけど。行こ」

 

 この友人とは昔からの付き合いである。彼とは半年に一度、"ちょっと背伸びした"お店に行く。"ちょっと背伸びした"となんて洒落を決め込んでいるようだが、簡単にいえば「高くてうまいものを腹一杯食べる」ことだ。これはお互いで決めたことではない。話の流れで、なんとなく決まったことであろう。ただ、半年に一度会い、ご飯を食べる。

 「親しき仲にも礼儀あり」という諺があるが、礼儀とはただ敬語を使うことではない。また、修辞、レトリックを整えればいいというわけではない。「飯いかね?」その言葉だけが十分な礼儀となっている。

 

「店を探そうか」

 

 思い出す学生時代。外食のお店は自動的に決まっていたようなものである。パスタならここ、ハンバーガーならここ、焼肉ならここ、カレーならここ、ドリンクバーならここ。お店は周りにあって、その中から決めるだけだった。もしかしたら当時は、「お店を選んでいる」感覚だったのかもしれない。しかし、卒業後に大海へ放り込まれた後からは、お店を探すところから始める必要があった。

 探すことはそう難しいことではない。インターネットを開き、「都内 肉寿司」と検索すればいいだけのことだ。最近の著しい技術革新によると、スマートフォンに「都内 肉寿司」と言えば勝手に調べてくれさえする。本当に驚くべきことだ。ただ残念なことに、自分の好みのお店を調べてくれる訳ではない。もしかしたら未来にはそうなっているかもしれないけれども。ただ、現時点では難しいことだ。人工知能もまだ我々の瞬間的な趣味嗜好を即座に理解できないのだ。

 かつて、赤、緑、青のモンスターボールから1つ選ぶことですら難しいと感じた時代があった。その「君に決めた!」という画面の言葉と、自分の中に幾らかの温度差を感じていたことを思い出す。今、無数にある選択肢の中で1つだけ選ぶ場合、どれだけ難しいのだろうか。メニュー、雰囲気、場所、価格帯、口コミ、今まで見えていなかった様々なハードルが見えるようになってしまった。それは、価値観が相対化されたからか、気遣いができるようになったからか、わからない、ただ見えてしまっているのだ。そこで、ハードルを全てなぎ倒すために、名もない人たちの判断を重要資料のように扱った。意見を集約させ自分なりのイメージを作り、お店を決める。そんな日々を送るようになってしまったのだ。

 私はいつものようにスクロールを上げ下げしながら、「どこにするか」と呟いた。詳細な情報をいくつも見ていくうちに、お店を選ぶことが何らかの義務であるような気がしてきた。

 

 「おかしいぞ、なぜ義務なのだ」

 

 そうだった、今日は昔からの友人であった。何を気にすることがあるのか。もっと自分に忠実であれ、私が食べたいのはこの肉だ。

 

「ここにしよう」

 

 

注文

 

  • 房屋一頭盛り 6種盛り    ¥6,980.-(4~5人前)
  • ねぎ飯             ¥   350.-
  • 和牛炙り寿司 上赤身 4貫  ¥   480.-(1貫あたり)
  • 和牛炙り寿司 上赤身 4貫  ¥   580.-(1貫あたり)
  • ビール             ¥   580.- 
  • 杏仁豆腐(抹茶味)       ¥ 失念.- 

 

 

房屋一頭盛り 6種盛り

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 盛り合わせは「骨山」「そともも」「かぶり」「芯玉」と「ともさんかく」だったような。

 「塩で召し上がってください」

 お店の方がそう言うので、目の前に用意したタレにはつけずに塩でいただく。

 「美味しい肉だこれ!」

 口に入れたらわかる歯ごたえとしつこくない脂が判断基準だろうか、我々の舌はこのお肉達を美味しいと判断しました。うまい。

 

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 「サラっとジューシー」

 この言葉が当てはあまりそうです。一見相反するかと思いきや、的を射ているかと。

 

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 「月が綺麗ですね」と言う人を私は今まで1人しか会ったことがありません。しかし、「肉が綺麗ですね」とは、この写真を見た人の多くが言うでしょう。確かに月も綺麗ですが、このお肉もすごい綺麗です。ただし、「肉が綺麗ですね」と言って異性と焼肉デートを行くのであればまたそれも考え所です。

 

ねぎ飯

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 ねぎ飯は結局2杯食べました。それには理由が2つあります。

 1つはねぎご飯自体が美味しいから。卵を崩し、隣にある出汁醤油をかけます。想像してください、絶対美味しいと思いませんか?そうです、美味しいです。お肉食べる前に残っていたねぎ飯は、全体の1/3でした。

 2つ目は、肉が美味しいから。肉が美味しいのでご飯が食べたくなります。私は、焼肉に行ったらご飯をなるべく頼まないスタイルを採用中です。それはお肉をいっぱい食べたいから。しかし、お肉を食べたらご飯を食べたくなる、これはもうDNAレベルの問題でしょうか。いいお肉なのだからそれだけで十分、え? いやいや、ご飯も一緒に食べましょうよ、さらに美味しくなりますって。

 

肉寿司

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 メインの肉寿司。 

 こころがぴょんぴょんするんじゃ〜 と心が叫びたかっています。昔、「好きな食べ物は?」の質問に「焼肉と寿司」と答えていました。ある時に「焼肉と寿司を一緒に食べたら、もっと美味しいんじゃないか」と思いました。試した結果、そこまで美味しくなかったと記憶しております。「1+1=2」と教わりましたが、物事なんでも足し算で解決できないことを知りました。

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 しかし、この肉寿司は違います。

 お肉は、和牛でA5クラスのようです。上品な脂はまるで中トロ。そうです、我々は寿司を食べていたのです!!!

 一口で頬張る贅沢さ、そして肉のうまさ、一度味を占めると虜になってしまいます。今度、小さい子が「焼肉と寿司が好き」と言ったら「じゃあ、肉寿司って言うのを食べるといいよ」と言いたいです。小さい子には「1+1=2」であること、学校で学んだことを感覚レベルで理解してほしいからです。

 

杏仁豆腐

 

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 デザートは杏仁豆腐。抹茶味のもの初体験でしたが、濃厚な杏仁の後にさっぱりした抹茶の味わい。焼肉のデザートを勝手にアイスと認定しておりましたが、杏仁豆腐も素敵な選択肢です。また食べたいな。

 

 

満腹

 

 お腹がいっぱいです。美味しいものを食べて腹をいっぱいにすること、こんな幸せなことはないです。ごちそうさまです。とても美味しかったです。

 

 

 

 

店舗情報

 

www.bou-ya.com

 

 

都営大江戸線 本郷三丁目駅 約5分

地下鉄丸の内線本郷三丁目駅 約5分

 

駅の出口に気をつければ、地図以上に駅より近いです。